WordPressはブログサイトを構築するためのWebプログラムの一種です。
インストール直後の初期状態では、ブログとして運用するのに適した構造になっていますが、「投稿」と「固定ページ」の記事形式を任意に使い分け組み合わせることで、従来の静的コンテンツ中心のサイトを構築することも可能です。
Contents
ブログシステムで作る非ブログサイト
バージョン2.2の頃からかれこれ9年近くWordPressを使用していますが、サイト制作に利用し始めた当初はヘッダーやサイドメニューなど、トップページから末端のサブページに至るまでサイト全体で一律共通のデザインしかできないものと思われがちでした。
ですが、実際にはWordPressには旧バージョンの頃より「固定ページ」というブログ以外の静的コンテンツを作成するのに適した機能がありますので、ページに応じてデザインの全く異なるテンプレートを好きなだけ追加することで、ブログシステムとしてのプログラムに縛られること無く自由にサイト全体をデザインすることが可能です。
「投稿」と「固定ページ」の違い
WordPressの記事形式(post type)には初期状態で「投稿」(post)と「固定ページ」(page)の2つがあります。これら2つはWordPressをブログ利用する際にはそれぞれ下図のように機能します。
WordPressの初期状態では、ブログのトップページには常に「投稿」が最新のものから時系列順に表示され、「固定ページ」はブログ管理者の自己紹介など時系列とは別に扱いたいコンテンツに利用します。
サイト構築時のページ構成
ブログ利用の場合はサイト全体が「投稿」で構成される動的コンテンツが中心となるのに対して、サイト構築の場合は下図のように「固定ページ」を利用した静的コンテンツを中心にして、動的コンテンツは部分的に埋め込むような構成になります。
以上を踏まえた上で、このサイトではWordPressを利用したサイト制作について書いていきたいと思います。
【次の手順→】 サイト制作に必要なツールなど
おすすめ記事
PR